2013年2月27日水曜日

ロシア語の「格」はロシア語で覚えよう

ロシア語の名詞や形容詞は6通りに格変化し、
それぞれ
主格、生格、与格、対格、造格、前置格、
と呼ばれます。

ロシア語だと

主格 именительный падеж
生格 родительный падеж
与格 дательный падеж
対格 винительный падеж
造格 творительный падеж
前置格 предложный падеж

となりますが、こういう名前を覚えるよりも、
ктоとчтоの格変化で覚えた方がいいです。

つまり、

主格 кто-то/что-то
生格 кого-то/чего-то
与格 кому-то/чему-то
対格 кого-то/что-то
造格 кем-то/чем-то
前置格 о ком-то/о чём-то

ロシア人にロシア語でロシア文法について尋ねるときは、格(падеж)の名称で質問するより、кого-то/что-тоのような言い方で質問した方がロシア人にとって圧倒的に分かりやすいようです(文法用語だとなかなかピンと来ないのは我々日本人も同様ですよね)。

それに、格をこのような形で覚えると、あとの勉強でも上達速度が変わってきます。
例えば、
「なぜ」はロシア語で почему ですが、
これは前置詞 по が与格をとるため、疑問詞 что の与格 чему と合体して почему という語になっていることが分かると共に、
по +与格の言い回しは、「その語に基づく」という意味を持つ、
ということの理解にも繋がります。

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